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袋井市文化協会・袋井市教育委員会発行『文芸袋井』第16号(2022年3月1日)の「郷土史」に、小栗勝也「足立五郎作のこと ―附・訂正記事」が掲載されました。依頼されて書いた原稿です。足立五郎作は、現在の袋井市に含まれる旧・久津部村において、江戸時代を通じて屋を務めた足立一族の1人で、明治初期の人物です。足立一族は当地最初の小学校「用行義塾」(明治5年)を設立した中心的存在でもあります。五郎作は若くして亡くなりましたが、札幌農学校を首席で卒業した秀才でした。足立一族には他にも、陸軍軍医総監で慶應義塾第3代塾長にも列せられている足立寛がおり、2人は親交がありました。五郎作は寛のことを恩人の1人に位置付けています。五郎作については、袋井において、これまで一度も紹介されたことがなく、忘れれらた存在ですが、彼に焦点を当てた初めての原稿が今回完成したことになります。夏目漱石とも関係があり得たかもしれないという、貴重な人物ではあります。(活字化されたものには誤植が多く残念です。下記URLでは訂正してあります。)
詳細はこちらをご覧ください(PDFファイル)。
情報デザイン学科
マスコミ研究室
小栗 勝也 教授